データセンタープロキシ
データセンターでホストされるプロキシ。高速かつ低コストですが、ボット対策システムに検出されブロックされやすいのが特徴。
データセンタープロキシは、クラウドプロバイダーやデータセンター(AWS、OVH、Hetznerなど)から発行されるIPアドレスです。高速で安定しており、安価ですが、レジデンシャル以外のトラフィックとして簡単に識別されます。
ほとんどの高度なサイトは既知のデータセンターIPレンジのブロックリストを保持しているため、保護されたプラットフォームでのデータセンタープロキシの成功率は低くなります。
使うべき場面:
- 保護されていないサイト
- 速度が重要な大規模スクレイピング
- 内部テストや自動化
- ブロックされても支障のないバルク操作
仕組み
プロバイダーはホスティング会社からIPブロックを直接借り、1つまたは複数のラックからアナウンスします。すべてのIPはクラウドプロバイダーのASNを持ちます(AWSはAS16509、HetznerはAS24940、netcupはAS197540など)。ボット対策ベンダーはこれらのASNと/24サブネットをキーにブロックリストを管理しているため、サブネット内の1つのIPがフラグ立てされると、レンジ全体が数時間以内に一緒にBANされることがよくあります。
この制約の中で、データセンタープロキシは生のパフォーマンスでは比類ない強さを持ちます。IPあたり1Gbps以上、主要なピアリングポイントまで5ms以下のレイテンシ、GB単位の課金なしの帯域無制限です。ターゲットに本格的なボット対策層がない場合(公開API、内部QA、自社インフラへの監視スクリプト)、またはたまにブロックされても再実行が安価な場合に最適なツールです。Cloudflare、DataDome、PerimeterXの背後にあるものに対しては、ISPまたはレジデンシャルプロキシが現実的な選択肢になります。